ダイレクトイグニションコイルおよび点火プラグ交換
(イグニションコイル 2009.12、プラグ随時)



うちのX300はアイドリングに若干不整脈があり、原因をつかみあぐねていました。
ただ、その原因をいろいろ考えてみたり、実際にチェックしたりしていると、ダイレクトイグニションコイルがそろそろ寿命であることが分かりました。
また、プラグも、DENSOのイリジウムタフを入れていたのですが、基本設計が古いエンジンだけに、ノーマルのプラグを入れてみたらどうかと気になり、今回実施してみました。
以前他の方から「V12には純正プラグが一番」と伺っていたので、直6もそうかもしれないと思った次第です。

以下手順です。








まず、コイルカバーを外します。
トルクスねじを3カ所外します。






換える前の写真が無いので交換後の写真ですが、再現写真ということで。
ボルトを外し、イグニションコイルを引っこ抜きます。







抜いたら、コネクタを外し、新品と交換します。







参考画像。
純正ガスケットは長時間換えていないとこのようにボロボロになります。
この辺りを触るときには必ずガスケットを準備しておきましょう。
市販のガスケットシートを切って作ったもので十分です。







今までついていたコイルはこのように横にひびが入っていました。
ここからスパークが漏れて、アイドリングが不安定になっていました。
故にカムカバーのプラグホール部分はスパークに攻撃されてぼろぼろになっていました。








ビニールテープで絶縁しごまかせるかなと思い、巻いてみたのですが・・・
非常に高電圧なのでそんな子供だましは通用しません。
ご覧の通りビニールテープを突き破って放電しています。









今までつけていたプラグです。

DENSOのイリジウムタフ。
10万キロ無交換タイプですが、このたび3万キロ程度でお役御免となりました。

セラミック部分もだいぶ焼けてあまりいい状態とは言えません。
10万キロまでは持たない気がします。







こちらが今回交換したNGKのノーマルプラグ。
激安ですが、海外製(フランス製)なので信頼性が少し不安ではあります。




さて、交換した結果ですが、エンジン始動性がすこぶるよくなりました。
イリジウムのときは、ちょうどアイドルコントロールバルブがダメになった頃で、始動性の変化が分からなかったのですが、今回ノーマルを入れてみてイリジウムより明らかに始動性が良いのが実感できました。
イリジウムの場合、当方の車両では、最初火の入りが弱く、後で無理矢理アイドルコントロールバルブが開いてエンジンを吹け上がらせる、という感じだったのが、最初からスムーズに吹け上がるようになりました。

また、新品効果がほとんどでしょうが、走行時のエンジンの吹け上がりが滑らかになり、パワーも上がりました。

ただし、アイドリングはイリジウムの方が静かです。

値段を考えると、安いノーマルプラグを頻繁に換えた方が良い気がします。
6本でイリジウムプラグ2本分にもなっていないと思いますので・・・^^;



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