スロットル清掃




以前、アイドリングないしはアイドリング付近の回転数になるとエンストするという症状が出ました。
某掲示板にて「スロットルバルブが汚れることによりバルブの動きが悪くなるからではないか」というご指摘をいただき、確かに以前のXJS(AJ16エンジン搭載モデル)の時も同じ原因でエンストしていたなと思い出しました。
そこでエアクリを外してキャブクリーナーを吹き込んだところ、ひとまず症状は治まっていたのですが、昨日再発したため「これはもうばらさねばなるまい」と、分解清掃を決意した次第です。


結局はアイドルコントロールバルブ(ステッパーモーター)の不良だったのですが、清掃は有意義なので手順を載せておきます。






エアクリボックスとエアフロを留めているクリップを外します。





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次に写真の中の、赤い矢印で示した部分のナットを外します。
黄色の矢印で示したホースバンドを緩めると、これでエアダクトはもうフリーになります。
後は各種センサーのコネクタとブローバイのパイプを外し、黄色い矢印のねじを緩めてかしめを外せばガバッと取り外せます。


別角度から。

ブローバイのパイプからはほっとくとオイルがポタポタたれてくるので注意が必要です。下にタオルなどを敷いておいたほうが良いでしょう。




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取り外したエアダクト一式です。
写真中央にあるかしめのうち、右側のかしめを緩めるとエアフロセンサー側が取り外せます。
左のかしめは緩めて外してもあまり意味がないので今回はそのままにします。




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スロットルバルブ側のエアダクトです。
ここの中を覗いて驚愕することに…
ダクト上側の、センサーのコネクタの手前に見えている穴がブローバイを送ってくるホースのつなぎ目です。
中はそこから来たブローバイのオイルでべたべたでした。
特に蛇腹になっている部分はオイルがたまって酷い状況でした。



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スロットルバルブです。
中がいかに汚れているかお分かりいただけると思います。
オイルが飛散してべとべとになっていました。
埃で汚れるものだとばかり思っていましたが、良く考えれば埃はエアクリできれいになるのでそんなに汚れるはずがないのです。
これの上にあるスロットルを動かせばバタフライも動くので、動かしながら一生懸命清掃しました。できることならスロットルを外して掃除するのも良いでしょう。

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バタフライの接する所に、カーボンとオイルの汚れが丸く溜まっているので、これをメインに落とすことを考えます。

一つ注意していただきたいのは、キャブクリーナーなどを使って掃除する際は、スロットルに直接かけないようにした方が良いということです。大量にスロットルに吹き付けると、スロットルの下にあるスロットルポテンショメーターの方にクリーナーが伝っていき、最悪壊す恐れがあります。布にクリーナーを取って清掃してやると良いでしょう。


清掃したら、あとは逆の順に戻していくだけです。
1時間もあれば余裕で済むと思います。


結果アイドリングが若干変わりました。
1時間あれば済みます。
XJSのとき、この清掃をディーラーで行ってもらった所、工賃1万でした。参考まで。




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