カムポジションセンサー(エンジンポジションセンサー)Oリング交換(2010.6)



オイル漏れが結構来ていたので一人で交換しようとしましたが、ここは
素人が触ってはいけません
一応模様だけアップします。





これがカムポジションセンサー(エンジンポジションセンサー)です。
このセンサーは、カムシャフトと同じ速度で回っています。つまり、4サイクルエンジンなのでクランクシャフトの半分の速度です。カムシャフトの回転を拾うことで、クランクシャフトの回転位置がどのようになっているか判断できます。要は、どこのシリンダがどこの位置にあるかが分かるので、どこのシリンダに火が入っているか(というか火を入れるか)を判断(気筒判別)しています。
それで何が出来るのかと言いますと、その情報を元に点火時期を適正にしているのですね。また、ノックがノックセンサーで検知されたときに、どのシリンダーでノッキングが起きているかを判断するのにも使われます。従って、これがダメになってもエンジンは一応普通に回れますが、始動時にはどこを点火すれば良いか分からなくなるため、偶然火花とインジェクションが合うまでかからなくなるみたいです。また、機能上、ノッキングや燃費の悪化などが出てしまうと思います。





実は、上のボルト1本だけ抜いてしまえば、このようにセンサーを引き抜くことが出来ます・・・が・・・







この位置が0.5mmでもずれるともうエンジン始動性に問題が生じます。
本来は、プラグを全部抜き、クランクプーリーを回して1番シリンダを上死点までもってきて、そこでセンサーの中の印と窓の印をきちんと合わせる、という作業を踏まないといけないのです。
従って素人が安易に触るべきところではありません。
私は結局整備工場にもっていってやてもらいましたが、工場でも位置合わせに3時間ほどかかって苦しんでいました・・・すみません、メカの方・・・





ダメになっていたのはこのOリング。
手持ちのOリングにジャストサイズがなく、近いサイズのを入れましたが、まだ若干漏ったので、結局液体ガスケットも併用しました。



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