ダイレクトイグニションコイルの漏電防止(2010.10)



どうもエンジンの不整脈が収まらないので、もしやと思ってコイルを点検してみると、ボディから漏電していました。
これはカムカバーのプラグホール部分の塗装が腐食でダメになり、電気が通りやすくなってしまっているところに問題があるようです。
従って、ちょっと工夫をして漏電防止策を取ってみました。





コイルを引き抜いてみると、やはりスパークが飛んだ跡があります(赤丸部分)。





プラグホールの中を覗くと・・・
この通り塗装がはがれてボロボロになり、下地が出てしまっています。
これは以前コイルがダメになってコイルのボディにひびが入り、そこからスパークが漏電してカムカバー側を攻撃してしまった時のダメージです。
これでは電気が飛んでも仕方ありません。






そこで・・・
市販のゴムシート(1mm厚)を切り・・





コイルに巻き付けてセットしました。
もちろん6本全部に同じ処置をしました。


結果、不整脈はだいぶ減りました。やはり効果があったようです。


しかし、内壁がボコボコになっているせいで、きれいに収めることのできない場所もあったので、大ダメージを受ける前に処置をしておいた方が良さそうです。




※追記(2011.2)
カムカバーを換えたついでに絶縁するシートも換えました。
エラストマー樹脂と言って、柔らかい下敷きのようなものです。耐熱性、絶縁性に優れているとのことでしたので使ってみました。



端は斜めに切って巻いたときに重なるようにしてあります。





とりあえずセロハンテープで巻いて固定しておきました。
今の所好調です。



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