フロントスタブアクスル交換(2011.3)



いつからか右フロントからコツコツ音が鳴り始めました。ブッシュ類を調べてみても特に異常はありませんし、ボールジョイントなどのねじ類も緩みはなし。ハブは少しガタがあったもののまあ許容範囲と思われました。
分からなくなって、いつもお世話になっている三菱ディーラーで見てもらったところ、
「特に異常は認められませんでしたが、ハブに若干ガタがありますね」とのこと。
こうなってくるとハブを疑うしかありません。
分解して調べてみると、スタブアクスルが削れてガタが出ていたようでした。
そこで交換することにした次第です。






パーツ図で言うと、スタブアクスルは2のパーツです。
ベアリングの中心を通り、ハブを支える回転軸です。





まずはハブを外し、オイルシールも外します。
フロントハブベアリング交換の工程6までです。






次に、ウォーターシールドという、パーツ図4番のパーツと、ブレーキシールド(パーツ図
3番)を外します。
写真にある3本のトルクスねじを外せば外れます。




このようになります。







ここまで出来たらバーティカルリンクをサスアームから切り離します。

a) ロアボールジョイントのナットを緩める。
b) タイロッドエンドを外す
c) アッパーボールジョイントとアッパーアームを留めているボルト2本を外す

以上でバーティカルリンクを外すことが出来ます。





バーティカルリンクを外したら、スタブアクスルをプレスで抜きます。
ねじ側からプレスで押し出すと抜くことが出来ます。






抜いたスタブアクスル(右)と新品(左)の比較。
ベアリングが当たっていたところが黒くなって削れているのがお分かり頂けると思います。



アップ写真。
図で示したところに形がついて、微妙に段が出来ています。


アウター側


インナー側






今度は新品のアクスルを逆側から圧入していきます。
スタブアクスルには割りピンをとめるための切り欠きがありますから、圧入する前にきちん
と向きを合わせておいてください。
切り欠きがアッパーボールジョイントの方を向くようにしておきます。





後は元通り組み上げて終了です。
ベアリング/ハブにきちんとグリースを充填し直しておきましょう。




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