フロントハブベアリング交換その1(2010.5)
今回の作業風景はnext0n0さんの車で行ったものです。
ここはシリーズ3の頃からほとんど構造が変わっていないため、小川さんのホームページも大変参考になります。あわせてご覧下さい。
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今回交換したのは、
6:ベアリングオイルシール
7:インナーベアリング
10:アウターベアリング
14:割りピン
です。
最初にブレーキキャリパーを外しておきます。
それから15のハブキャップを外しますが、固くはまっているので、隙間に細いたがねやマイナスドライバーを当ててハンマーで叩き、徐々に外します。そのとき、16のOリングを傷つけないようにして下さい。
今回はボールジョイント交換もあったのでハブとバーティカルリンクのアッシーごと外しましたが、実際はハブキャリアだけ外せば大丈夫です。
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割りピンをはずし・・・
割りピン固定用のリテイナーを外し、下にあるナットも外します。
ワッシャーを外します。
すると、アウターベアリングが見えます。
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あとは、ハブを引っ張り上げると2分割できます。
左がハブ部分(今回はブレーキローターが固着して外れなかったのでつけたまま)、右がバーティカルリンク部分です。ベアリングのみ交換時は、バーティカルリンクは車体に取り付けたままで大丈夫です。前述のとおり、今回はボールジョイント交換も同時に行ったので外してあります。
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インナーベアリングがバーティカルリンク側にはまっているので、ピックツールなどを使って外します。
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ベアリングの下にあるベアリングシールもピックツールで外します。
かなり固くはまっているので、少しずつ引っ張り上げて下さい。また、はまっている向きにも注意して下さい。
ABSセンサーを外し、その取り付け穴からツールを突っ込むと、横からアクセスできるため外しやすいです。
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オイルシールの新旧比較。
今まで付いていたオイルシールは変形し、下側が破れていました。
そのため、ブレーキダストや水分がグリスに混入し、ベアリングを痛め異音の原因になったようです。
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すべてを取り外したバーティカルリンクのアクスル。
きれいに洗浄しておきます。
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インナーベアリングのアウターレース
アウターベアリングのアウターレース
それぞれ、アウターレース(カラー)をたたき出して抜く必要があります。
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それぞれの内側に、写真のように切り欠き部分があるので、ここを利用してたがねなどで打ち出します。
バイスで固定することで非常に作業が楽になります。水平な台を用意してその上でやってもかまいません。
抜けたアウターベアリングのアウターレース。
インナー側も同様にたたき出します。
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今度は、アウターレースの新品を叩き入れていきます。
向きを間違わないように注意して下さい。
いずれも
分厚い方が内側、薄い方が手前(自分に見える方)
になります(画像参照)。
また、直接叩いてはいけません。旧アウターレースの外側をサンダーなどで削り、一回り小さくした物を当て具にして、それを叩いて間接的に叩き入れていきます。
その2へ続く