イグニッションアンプモジュール交換(2012.7)




これは知人のDD6のもので、私のクルマには付いていない部品です。
前期XJ-Sだと1987年モデルまでには付いていますが、後期では、イグニションアンプ自体は別の形のものが付いています。
要はLUCASイグニッションモデル専用の部品という事です。

前期XJ-S/Sr-3ではこのアンプの不良によりエンジンが止まることがよくあります。
非常に高価で、5万は下りません。
しかし内部に使われている小さなモジュールが原因であることがほとんどですので、これを交換しておけばしばらく安心出来ます。






DVC00095
これがイグニションアンプ。
左バンクのインマニの上にあります。





DVC00094
取外しは単純です。
まずはインマニにアンプを固定しているボルトを外します。





DVC00024
後はコイルに繋がっているコードのコネクタを全て外します。
どこにどう繋がっていたかきちんと覚えておく事が大切です。印を付けるのが安全です。






Pasted Graphic
取り外したアンプ。
蓋はボルトで留まっているだけなので、これまた簡単に開けることが出来ます。





Pasted Graphic 1
蓋を開けたアンプの中。
問題のモジュールは黒の部品です。





Pasted Graphic 2
特に問題はなかった車両のものなのですが、見事に端子が焦げています。
開けておいて正解でした。







Pasted Graphic 3
これが取り外したモジュール。
上が今まで付いていたもの、下がアメリカ製(本当にmade in the USA)の社外新品。

上はよく見て頂くとわかるように「GM」の文字があります。
Sr-3やXJSには意外とGMのパーツが使われています。







Pasted Graphic 4
焦げた端子は普通の平型端子のメスなので、これも交換しておきます。
後は元通りにすれば完了です。

作業自体は至って簡単なので、車両購入後はとりあえず交換しておくと良いでしょう。


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