シートバックカバー入替(2011.4)
私のクルマは、前オーナーが体格の良い人だったのか、運転席のヤレがかなり酷く、クッションはへたり切っており、表皮もリペアが入ってバリバリになっていました。
シートを程度の良いものと入れ替えたかったのですが、ニンバスグレー内装はとにかく出物がなく、結局見つけるまでに3年を要しました。
X308のシートが手に入ったので、シート表皮を入れ替える事にしました。X308のシートはシートモジュールのコネクタが違うためポン付け出来ないのです。
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まずはシートを取り外します。
取り外しはこちらから。
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取り外したら、シートのバックカバーを外します。
写真は、取り外したバックカバーの裏面です。どこがどのように留まっているか確認してください。
上は2箇所リベット留め(差し込んであるだけ)、中はフックでの引っ掛け、一番下はプラスねじのねじ留めです。
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まずは下のねじを外します。
下から見たところ。
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真ん中のフックのイメージ図です。
上から見るとこのような感じで留まっています。
ここさえ外せば、あとは手前に思い切り引っ張るだけで外せます。
以下、外した後の実際のフックの写真です。
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バックカバーを外したところ。
四角で囲んだところが、悪名高きシートポテンショメーターです。
バックカバーが外れたら、写真右の丸で囲んだようなクリップをドンドン外していきます。
それが全部外れたら、写真中央、楕円で囲んだ引っかけを内装剥がしなどを使って外します。
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クリップのアップ。
ラジペンで引っ張って外していきます。
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シートヒーターのコネクタを外します。
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シートとバネをつなぎ留めている針金を外しておきます。
左右2箇所あります。
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今度はヘッドレストを外します。
ヘッドレストは、写真のようにはまっているだけなので、強く上に引っ張ると・・・
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このようにポコッと外れます。
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ヘッドレストを引き抜いたら、ヘッドレストグロメット(クロームメッキの部品)を外します。爪で止まっているので外すのが難しいのですが、取れなければ、これの下にあるヘッドレストガイド(パイプ)から外します。
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ヘッドレストガイドを内側から見た写真。
爪を内側に押し込んで外します。
引き抜くとこのようになっています。
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後は服を脱がすように上に引っ張り上げれば表皮をはがせます。
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新旧シート比較(左が新、右が旧)。
この通り今までのシートはテカって革がバリバリになってしまっています。
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このあと逆順をたどってシートカバーを入れ替えました。
クッションごと入れ替えたのでシート表皮をはがした訳ではありませんが、その作業が必要ならば、座面と同じように表皮をはがす事が出来ます。