ミラー格納スイッチ撤去(2010.9)




ミラーの格納機能が遂に壊れました。
左右とも調子良かったのですが、左は都合で知人に譲って自分で直した中古に入れ替え、しばらくしたところ、左右一気に動かなくなりました。


バラしてみたところ、ギアが欠けており再生不能になっていました・・・


自分の物と人の物、都合5個以上のミラーをバラしてきた私は疲れてしまい、自分のミラーを直す気が起きず、海外から中古品を寄せてとりあえずお茶を濁そうと思っていました。
しかし、向こうから届いたのは手動格納ミラー。配線の数で確認を取ったのですが、向こうの勘違いがあり、電動格納ではなかったのです。
クレームは伝えましたが、手動化することで、二度とミラーが壊れる心配をしなくて済むので、この際これで手動化してしまうのも悪くないかと思い、間違ってきたミラーは使うことに相成りました。


海外ではほとんど電動格納の機能を付けることはありません。道路も駐車場も広く、格納する必要があまりないのです。
この機構は日本市場の強い要望から生まれた物で、それゆえかなり設計などにもやっつけな部分が感じられます・・・


さて、ということでミラーの格納スイッチももはや不要になりました。
これを取ることにします。






このパネルは、アメリカやイギリスでは、コインポケット兼ミラー格納スイッチマウントのところに代わりに付けられている化粧板です。
イギリスで偶然発見し、購入しました。


しかし・・・イギリスの中古パーツの常で香水臭いのです。
普通の人なら気にならないでしょうが、私はアレルギーがあるので絶対ダメ!です。
運転中気分が悪くなったら洒落になりません。


アルコールに漬けたり色々してもダメだったので、結局同じ物を作ることにしました。
作ったときの模様は後で記します。






まずはこちらを参考にドアの内装を外し、アンダートリム裏のねじを、カーテシーランプの裏の2本を除いてすべて外します。
すると、写真のようにドアポケットが外れます。

コインポケットは写真のようにねじ2本で止まっています。
スイッチは爪で止まっているだけなので、写真左方向に押し出すと取れます。それから、スイッチが元々あった場所の穴を利用すればねじをすんなり外せます。







コインポケットをはずすとこのようにベニヤが丸見えになります。
ベニヤにあいている穴に・・・


パネルの爪をはめ込み


これでおしまいです。

ただしポケットのついていた後が汚いので、布の部分を石鹸水できれいに掃除します。
歯ブラシで思い切りこすって清掃しました。


取り外したスイッチとコインホルダ。
スイッチには思いっきり「Ford」の文字が・・・






これだけ汚れていました・・・






ということで完成です。


前はこうでした。
ポケットが非常に広くなり、大変使いやすくなりました。




番外編 ー 化粧板作成



材料はこれです。
ホームセンターで買ってきたアクリル板と手帳の表紙カバー。
表紙カバーは内装の合皮のシボと模様がよく似た物を選んで買ってきました。




アクリル板を、化粧板の形に合わせて切り抜き、クリップの入るところに穴をあけます。
ここでは開けていませんが、赤丸で示したところに、クリップ用の穴より一回り大きな穴もあけなくてはいけません。
これはベニヤについているねじの頭をよけるための物です。






合皮とアクリル板の間に挟むスポンジも同じ形に切り抜きます。






手帳の表紙を切り抜いてスカッフマスターで塗ります。
写真は切り取った直後。これに色をつけると・・・


まさに純正の内装の風合いになります。






着色した合皮を接着剤で貼付け、クリップを入れます。


クリップはこのような形をしたものです。






完成。
上の純正品と見比べてもまず分かりません。



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