燃料ポンプ交換(2011.7)
リレーのところにも書きましたが・・
暖まるとエンストするという事で、色々チェックしたところ、燃料ポンプのリレーが異常に熱くなっていたので交換しました。
しかし、エンストは直らず、新品のリレーまでが加熱するという有様。
これは燃料ポンプだろうという事で以下のようなチェックをしました。
・トランク内張りを剥がす
・エンジンを掛け、エンストするまでじっと燃ポンの音を聞く。
この時点で、ポンプが不良だと、シャリシャリとかジャリジャリ、あるいはジャーというような音が聞こえます。高い「ミー」というような音ならば多分大丈夫です。
・エンストした瞬間に注意。ポンプとエンジン、どちらが早く止まるか聞いてみる。
・エンジンを誰かに再スタートしてもらう。
イグニションを入れた直後5秒間は、燃圧立ち上げのためポンプが動きますが、そのときポンプの駆動具合がどうか音を聞いておく。
結局、音は悪いし、ポンプが止まってからエンストしているし、再スタートの時にもポンプがジャリジャリいっていたので、交換する事にしました。
ただし、今回は店に依頼したので、自分でやった記録はありません。
タンクを下ろす必要があるので、工賃は高くなる事必須です。
店によって、2h-4h仕事になるでしょう。
ディーラーや専門店などノウハウがあれば2h-2.5h、それがなければ3-4h仕事になると思います。
しかし専門店は概して工賃が高いので、いずれにせよ工賃は3-4万見ておいた方が無難です。
もちろん、ポンプを換える時には同時にストレーナー(ポンプに直接付いているフィルター)も交換した方が良い、というか交換は絶対です。
また、ガソリンが残っている場合はガソリンを抜く必要があります。
以下交換手順です。
1
トランク下のパネルを外します。バッテリー側ももちろん外します。
2
トランク内装を剥がします。
写真の位置にあるリベットで固定されているだけなので、このリベットを内装剥がし用のツールで外してしまえば、簡単に取り外せます。
リベットが刺さっているリテイナー部分です。
3
タンクがバンドで留められているので、ねじを外してバンドを外します。
これは左右あります。
4
ベーパーラインのクリップを外し、ラインを切ります。
5
ここからはトランク外の作業です。
給油口のフラップを開け、ふたを開けます。
その後、給油口を留めているスプリングクリップ(パーツ図3番)をピックツールなどを使って外します。
6
次に、クルマの下に潜り込み、プロペラシャフトカップリングの上辺りにある、フュエルラインをタンクから切り離さなくてはなりません。
この作業が最も大変な作業になります。
拡大写真です。
フィード/リターンの2本を外しますが、この作業にSSTが必要になります。
上の写真がそれです。
X300、X100 (XK)、X308では燃ポン交換にこれが必ず必要になります。
XJ40までは普通のクリップなのですが・・・
汎用品ではありますが、日本ではなかなか売っているところがありません。
これの3/8インチ(写真のセットだと水色)が必要になります。
これには切れ目が入っていますので、これを細い部分を上にして燃料パイプにセットします。
その後、長いドライバなど、何でも良いので、燃料ホースのコネクタ部分(タンクと繋がっている部分)にぐいっと押し付けてやるとコネクタを外す事が出来ます。
7
タンクを取り出し、燃料ポンプを交換します。
タンクを取り出して以降の作業に関しては、XJSを楽しもうにてXJ40での交換作業の紹介があり、これが分かりやすいです。