サイドミラー格納不良修理その1




サイドミラーの格納不良はX300において必ず起きる不具合の一つです。
しかも、直そうと思うと、モーター部分だけではパーツが出ず、アッシー交換8万円というとんでもない出費を強いられます。

しかし、ようやく修理法を確立するに至りました。
完全にリペアする訳ではなく、ちょっとしたごまかしなのですが、これで以後問題なく使えるようになります。
DIYの心得がある方はぜひ挑戦してみて下さい。達成感高いです。

なお、グリスまみれになるので、脱脂用にアルコールを用意しておくと非常に有用です。私は薬局で売っている消毒用アルコールを愛用しています。

また、X308では若干構造が違いますが、同様に修理できます。






まずミラーとミラーカバーを外します。
こちらをご覧ください。


ミラーが外れたら赤矢印のコネクタ(防曇ヒーターのコネクタ)を外し、ミラーをよけておきます。
その後、ミラーを左右上下に動かしているモーターユニット(写真の丸い部品)を外します。黄色矢印のスクリューを3本外すと取り外せます。


参考写真
ミラーカバーの裏側です。
まるで囲んだ3カ所にピンがあり、これが本体に差し込まれて留っているだけです。
従って、ゆるい場合は、表の隙間に爪を引っかけて引っ張っても外れる程です。





ミラー角度調整モーターユニットのコネクタです。
ちなみに、シートメモリあり車両と無し車両で形状が違います。






ミラー角度調整モーターユニットを外したら、格納モーターユニットとミラーの骨格を分離します。
赤い矢印のねじを外すと、まずミラーの周りのカバーが外れるようになります。
黄色い矢印が、台座と格納モーターユニットをつないでいるねじです。これは、裏がナットで留めてあるので、ナットを固定して回して下さい。
ナットには回り止めが施されているため少々固いです。







次はモーター部分を車体取り付け台座から外します。
裏返すと図のようなフタがあるので、これを取り外します。
ゴムのパッキンを浮かせばすぐに外れます。

これを外したら、今度はトルクスネジを3箇所外します。ここは年式によってはプラスねじのこともあります。









X300の場合、ドア取り付け部のゴムパッキンが柔らかいので、穴を通してハーネスごと台座から引き抜くことが出来ます。
X308だとここはゴムですが材質が変わって柔軟性が低くなっていますので、外さずに次に進みます。
X300でも外さず作業は出来ますが、外した方が軽くなって作業が楽です。







台座が外れたら、ミラー格納モーターユニットの下側のカバーを外します。
これはすぐに外れます。






モーターユニットを取り外します。






取り外したモーターユニット。
この黒い部分がカバーになっていますので、下から上に持ち上げるようにして開けます。




その2に続く



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