ヒーターバルブ分解清掃(2011.3)



ヒーターバルブの項にも記載した通り、冷えた日に温風が出てきていないことに気づき、ヒーターポンプとヒーターバルブを取り外し点検しました。結果悪かったのはヒーターポンプでしたが、ついでにバルブも分解し点検清掃しました。
構造が単純で、単なるソレノイド(電磁石)ですから、ヒーターが利かなくなったらまずはポンプを見てみた方が良いでしょう。






ヒーターバルブはエンジンベイのバルクヘッド際、助手席側にあります。






白い方のコネクタを外します。





既にバルブを外した後の写真ですが、このように3カ所ナットで留められているので、それを外して、4カ所に接続されたホースを外します。





取り外したヒーターバルブ。
分解する前に、どちら側に向いて取り付けられていたか、ブラケットはどの向きでついているかを良く確認しておいてください。元に戻すときに分からなくならないよう注意が必要です。






上のふたは4つのプラスねじで留まっているので、これを外します。
写真ではねじは既に外してあります



ふたを外すと、バルブの開閉を制御しているソレノイドが出てくるのでこれをさらに外します。
すぽっと抜けます。


バルブの上部が出てきました。
これが僅かに上下しますが、その上下動で水流をコントロールしています。






今度は底面です。
こちらは外す必要もありませんし、一度外すともとに戻すのが大変なので参考程度にご覧下さい。
まずは3カ所のねじを外します。


これで底面のふたとブラケットが取れます。


その後中段のねじを外し、一気に引き抜くと・・・



このようになりますが、下部のゴムシールを元に戻すのが非常に面倒なので、外さない方が懸命です。







すべてをばらした写真。







アップ写真です。
内部に水垢がたまっていますが、水流を妨げるほどではありません。


バルブ下部。こちらも汚れていますが酷くはありません。
丸14年経ったとは思えないきれいさです。


掃除した水垢です。


この後組み直しましたが、もちろん特に変化はありません。
構造上完全に壊れることは少ないでしょう。
詰まっても取り外して綿棒で掃除すれば問題ありません。




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