リアサブフレームマウント交換(2012.1)



リアショックを替えても「ゴキ」という音が直らなかった上に、ショックが固くなったせいで余計に「ボクッ!」「ドカ!」というような鈍い音がしはじめました。
これはマウント切れてるかな・・・とジャッキアップしてチェックしたら、見事に1カ所完全に断裂。ほかの3つもヒビだらけ(細かいヒビじゃなくて半分くらい切れてる状態)になっていました。
整備CDロムを見てみると、交換手順が想像以上に短いかったのでその日のうちにやってしまいました。


subframe
まずパーツ図です。
1番が、デフ/サスペンションアッシーを抱え込んでいるクロスメンバーです。
このクロスメンバーを、6番のサブフレームマウントで支えています。
サブフレームマウントは左右2カ所ずつ、計4カ所あります。





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まずクルマをジャッキアップします。
デフマウントプレートの下からジャッキアップしますが、このとき、ジャッキとプレートの間には丈夫な木の凹型の当て具を噛ませて下さい。
さもないとデフマウントプレートが歪んでしまいます。

ウマを噛ませても、ジャッキは外さず、デフを下から支えた状態にしておいて下さい。






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写真四角で囲んだ部分がサブフレームマウントです。


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全部で5カ所のボルト/ナットで留められています。
ボルトは裏側にナットがありますが、これらへのアクセスはかなりスペースが狭いです。
特に右側はブレーキホースが邪魔で大変です。

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中段のボルトの頭。
表側ですが狭いです。

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一番下のナット。
この部分のねじはサブフレームマウント自体に付いているものです。
ここはアクセスが容易です。





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まずは全てのボルト/ナットを外してしまいます。
ここからの作業は車両左右のマウントを一気にやらず、片側2個ずつやった方が間違いありません。
両方外すと、サフフレームがぐらぐらになり、位置合わせに苦労すると思いますし、最悪サブフレームを落としてしまうとクルマに大ダメージを与えてしまいます。





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マウントのボルト/ナットを外したら、デフを支えていたジャッキを少し下げます。
すると、サブフレームアッシーが少し下にずれてきます。

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マウントがずれたところ。
この状態になったら、マウントを外します。
下のねじの部分が固着している可能性が高いですが、その場合、マイナスドライバなどでこじって外さないといけません。





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マウントを外したところ。

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新旧マウントの比較です。
左が古い方、右が新しい方です。

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古い方にはこの通り亀裂が入っています。





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新しいマウントをはめ込みます。
このとき、下の3カ所のボルト/ナットを先に通し、緩めに仮留めしておきます。
本締めしてしまうと、後で上のボルト穴を合わせるのに苦労します。





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下の3カ所をそれぞれ留めたら、ジャッキをあげて、サブフレームを持ち上げます。

写真では上の穴が合っていないのが分かると思います(特に左側)。
このような場合、一方の穴にドライバーなどを突っ込み、こじりながら位置を合わせます。
穴の位置がぴたりとあった瞬間を見計らって、ドライバーを突っ込んでいない方の穴にボルトを通してしまいます。
そうすれば、ドライバーを入れていた方の穴も大概位置が合うと思います。

今回、左右8カ所の穴のうち、1カ所だけどうやっても完璧には合わなかったので、ギリギリまで合わせて、ハンマーで叩き込んでしまいました。





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ボルト/ナットが全て通ったら、本締めして終わりです。




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