DD6ライトスイッチ/イグニッションキーパネルウッド化(2013.4)



XJSの前期も似たような感じですが、ライトスイッチとイグニションキーのパネルがメーター下に左右対称についています。
ここのパネルの塗装が部分的に剥がれ、あまりにみすぼらしかったので、ウッドパネルを作って貼付けることにしました。
元々イギリスやアメリカのウッドレストアラーはここのウッドパネルを作って売っていますが、買うと高いので作ることにしました。




P1110362

P1110363
ライトスイッチとイグニションキーのパネルそれぞれ。
サイズは端のインジケーター部分の上下の長さが若干違うだけで、他は一緒です。
ご覧の通り、長年の使用で傷が付きまくって何ともみすぼらしいです。





P1110258
まず、サイズを計測し、1mm厚のアルミパネルから切り出します。
左右部分のアールは後で付けます。

P1110259
接着剤の足付けのため、ざっと600番のペーパーをかけます。





P1110260
ウッドと金属を貼るのに何が良いか?
強力で有名なG17(チューブに入った黄色いボンド)は、臭いし、均一に伸ばすのが難しい。均一に伸びなければ接着が甘くなり、剥がれる部分が出てくるので、非常に扱いづらいのです。

そこで、天井材を貼るのに使ったスプレーボンドZ3の説明書きを見てみると、金属や木材に使えるとあったので、これを使用してみることに。
スプレーですから均一に塗布するのはお手の物です。
写真は吹き付けたところ。

結果ですが、この接着剤、良いです。
今後ウッドワークにはこれを使おうと思います。







P1110261
一回り大きく切ったツキ板に貼付け、MDFボードなどに挟んでクランプ固定し、しっかり貼り合わせます。






P1110262
結構乾くのは早いです。
1時間もすれば十分作業出来ます。
アルミパネルに合わせてカットした後、四隅をニッパーで切り飛ばし、ヤスリをかけて成形しました。






P1110356
クリアを塗ります。
下塗りは、エポキシ樹脂を塗り、
強制乾燥ボックスに入れてウッドに染み込ませます。
これをやらないと、後々ウッドの中にある空気がプクプク上がってきて泡に悩まされることになります。
エポキシ樹脂を使うことで、アルミパネルとツキ板の接着効果も期待出来ます(エポキシの接着力は非常に良好)。

それが出来たら、一旦ペーパーで磨き、出てきた泡を削り取って、本塗りに入ります。
エポキシを入れた容器の下に、ヒーターを敷いて(私はペット用パネルヒーターを使いました)、液を温めると、泡抜けが非常に良くなります。
それを塗ったら一発でピカピカの表面が得られました。

ほぼ磨きは不要でしたが、ちょっと埃が付いたようなところだけ1500番のペーパーをかけ、コンパウンドでつや出ししました。

P1110358
出来たら裏に両面テープを貼り、表から見える断面に茶色の塗料を塗ります。
フラッシュを使わず撮りましたが、上とは色合いが違って見えますね。
実際はちょうど中間の感じです。






P1110362
これが・・・


P1110365
こうなり・・・


P1110363
これが・・・


P1110367
こうなりました。

なかなか上手く行って満足です。
ようやく技術がモノになって来た感じがします^^;





inserted by FC2 system