ディストリビューターエアフィルター/バキュームホース交換(2013.3/2013.9)
ジャガーのV12エンジンは、内部換気のためにバキュームラインが繋がっています。
そのまま空気を吸い込むと当然埃まみれになるので、その先にはディストリビューターエアフィルターがついており、汚れを濾過しています。
このフィルターは交換されないままのことが多いのですが、汚れたまま目詰まりすると、デスビ内部の部品の劣化を早めることになるので、定期的な交換が本来必要です。
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デスビのバキュームラインは、図の赤/オレンジのように繋がっています。
最初はフィルターだけ交換したのですが、その時から徐々に他のバキュームラインをシリコンホースで置き換えて行っていたので、今回はホースも交換することにした次第です。
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まず、1の図の赤のホース(デスビから見てアウトレット側)を交換します。
エクストラエアバルブのホースに繋がっています(緑矢印)。
エアバルブを外した写真で見ると、ホースがどう入っているかもう少しよく分かると思います。
L字のコネクタに繋がっています。
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デスビ側の根元の写真。
奥まったところにあるので、イグニッションコイルを外さないとアクセスが難しいです。
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エンジン後ろ側のコイルを外します。
スロットルタワー側から見ると、写真矢印のところにボルトが見えます。
写真では手前のみ見えています。
これを外してコイルを引っ張り出します。
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これでホースがよく見えるようになりました。
クリップをずらし(赤の位置にあったのを青の位置にずらした)、ホースを引き抜きます。
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ホースをシリコンホースに換えます。
赤が鮮やかです。
クリップも移植しますが、シリコンホースは外径が太く、ちょっとクリップを伸ばしてやらないと入りません。
エキストラエアバルブ側。
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次に1の図のオレンジのホース(デスビから見てインレット側)と、デスビエアフィルターの交換です。
緑の矢印のホースがそれです。
まずホースをストラットバーに留めているタイラップを切ります。
リレーブラケットの下にフィルターが入れられているので、リレーブラケットを外さなくてはいけません。
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リレーブラケットを留めているボルト2本を外します。
するとデスビエアフィルターが顔を出します。
フィルター。
これは既に交換済みなので綺麗ですが、交換前のは真っ黒のドロドロになっていました・・・
交換前のものです。
元は同じオレンジ色だったのがここまで・・・
中は埃や虫、わらなどで詰まっています。
交換履歴が無ければ絶対交換すべきです。
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デスビ側のホースをやはり外します。
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ホースを引き抜きます。
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ホースとエアフィルターをつなぎます。
デスビ側にもつなぎます。
あとはストラットバーにタイラップでくくり付けて(写真緑矢印)終了です。