メインファン電動化4(2014.9)




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結局このような仕様に落ち着きました。

メイン:16インチ2スピードファン
サブ:9インチファン(シュラウド加工)

サブファンを小型化したのは、オリジナルの10.5インチくらいのファンだと、ファンシュラウドの取り外し時にいちいちラジエーターアッパーホースを外さないと外せないためで、しかもそのためにファンをずらす必要があるのですが、そのスペースも充分になく、知恵の輪状態だったからです。
(実は元の仕様のファンの羽が折れたのが変更することにした一番の理由です^^;)

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このように、元の仕様だとサブファンが左側に大きくはみ出しているのです(これはオリジナルも同じ)。


まだ酷暑を経験していないので、もしこれでキャパ不足ならもう一度サブファンを大きくすることを考えます。

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まあ、元のサブファンがこれですから、おそらく今の羽の多いファンの方が小さくても性能が劣ることはないでしょう。





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マウント部はどちらもゴムブッシュでサンドする形を取りました(サブファンの方は白く粉を吹いているのがゴムブッシュ)。
メインファンがハイスピードで回るとさすがに微妙な振動がきますが、それでも我慢できないレベルではありません。
(※のちに気づきましたが、現代の国産小型車のほうがよっぽど振動が来ていました。どうも元が無振動だったせいか変にエキセントリックになっていたようです)
それ以外は全く振動も音も伝わってこなくなりました。

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ゴムフラップも硬化していたので、ニトリルゴムのシートを買ってきて、リベットをやり直して交換。





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クランクプーリーとウォーターポンププーリーがやはりあまりにギリギリなので、シュラウドを若干削りました。
紙で型を取ってそこを削ります。

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このような感じで鑑賞しそうな部分を若干低くしました。
なお、これもその1で触れたボルボのファンを使うと削らずにすむようです。





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ファンスイッチは、82-78度、87度-83度の2段階スイッチに変更しました。
元はシトロエン/プジョー用のスイッチです。

・メインファンLoスピード
 ダッシュボード内の可変スイッチで58度オン
 これは、サーモスタットが開いてラジエーターに暖かいクーラントが流れ込み始め、
 ラジエーター内の冷たいクーラントと入れ替わってしまう直前の温度がこれくらい
 なので、その温度に設定しました。
 これより早いと、サーモが開いたあとに一瞬オンになり、すぐ冷えてオフになるという
 面倒な動作になりますし、これより高いと水温系が真ん中よりちょっと右に振ってしま
 います。
 ラジエーター表面の温度なので、実際は65度くらい行っていると思います。

・サブファン
 ファンスイッチ82度でオン

・メインファンHiスピード
 ファンスイッチ87度でオン
 この動作が90度以降になると、かならず水温計が真ん中から右に振ります。
 これはオリジナルの設定92度の時点でそうでした。
 従って、オリジナル状態の方は、このスイッチをちょっと低い温度のものに交換するだ
 けで、冷え方はだいぶ変わります。
 ただ、オフが83度なのはちょっと遅いかな、という感じです。理想的には88-90度で
 オン、85度オフくらいがベストでしょうが、既製品のファンスイッチを使う以上、
 これは仕方のないところでしょう。

ACコンプレッサの動作とはとりあえず連動させていません。




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配線はこのように変更しました(拡大できます)。
82度を超えた状態でエンジンを切ると、78度に下がるまでサブファンが回ります。

ちなみに、かなりの電流を消費するため、配線はかなり太いものを使わないといけませんし、コネクタの圧着部分も、きちんと圧着した上で半田を流してやらないと温度が上がります。

ひとまずこれで様子見です。
これで冷却に不安があれば、あるいは振動が気になるようなら、ファンをPWM(パルス・ウィズ・モデュレーション)で無段階制御することも視野に入れていきます。





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