シフトポジションスイッチ修理(2013.4)






XJSのシフトゲートにはシフトポジションスイッチがあり、P/Nの検知用スイッチと、D/2/1(4速の場合D/3/2)の2つが付いています。
前者はスターターソレノイド制御とアイドル制御に、後者はクルーズコントロール制御にそれぞれ使われています。

今回、前者が駄目になった事でセルが回らなくなり、エンジンがかからなくなったので、分解清掃してみました。






Pasted Graphic 4
まずこちらを参照にセンターコンソールのウッドを外します。





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シフトの上側に白黒のコネクタが4個付いています。

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アップ写真。






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ただスイッチを外すにはシフトカバーが邪魔です。
シフトノブを外し、写真に示した4つのナットを外します。

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外した所。





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スイッチを左右から見た所。
細いボルト2本で留まっているので、これを外します。






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取り外したスイッチ。

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若干ケースの表記が違いますが、モノは同じです。






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カシメを細い針などで起こしてピンを抜きます。

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ケースはこれに加えて接着剤で留まっているので、隙間にカッターの刃などを差し込んでうまく割ります。

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分解した所。

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中の接点を磨きます。
注意事項としては、グリスや接点復活剤を塗らない事です。
後々それが劣化したり焦げの原因となったりして、逆に導通を妨げる事になります。






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後は元通り組んで終了。
カシメは丸いヤスリを利用して広げ直し、無理矢理留めました。




2013.12
しかし、一度傷んだ接点はどれだけ綺麗に磨いても直らない事が多いです。
これはリレーでも同じです。
結局新品に交換する事にしました。
純正品は生産が終了しているので、同等品を探し出しました。
元々小さいくせに非常に高価な部品でしたが、同等品であれば非常に安く買う事が出来ます。
駄目になるとエンジンがかからなくなって往生するので、予防的に交換しておくのも良いでしょう。


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