フェイシアセンターエアベント交換(2012.6)



私のクルマは91年式で、フェイスリフト後とは言え前期のコンポーネンツを多くキャリーオーバーしています。
ダッシュボードのフェイシアエアベントもそのひとつで、これのせいで、乗員に来る風の量が非常に少ないのが大きな問題です。
そこで、最終型に採用されているエアベントに交換する事にしました。




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これが93年式までのエアベント。
3Wayで、左右の小さな部分が首振りで風向きを調整できますが、ここが小さすぎて、暑い時にも風が向かってきません。

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これが最終モデルのエアベント。
2Wayになっており、風をしっかり運転席と助手席に向かって送る事が出来ます。
XJSのエアコンが利かない気がするのはここにも大きな原因があると思います。

という事で最終用に交換します。
ただしこれがなかなかあるものではありません。新品はとうに生産終了。最終型のXJSはそもそもタマ数が少なく、国内では部品取り車もありません。
そこでアメリカから中古部品を取り寄せました。





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エアベントの取外しです。
その前にウッドパネルを外す必要があります。
まずはグローブボックスを開けます。




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あとはこちら側からこじって外すだけです。
パネルリムーバー(内装剥がし)を使えば簡単に出来ます。私の場合、ここを外すのが2回目だったので手でも簡単に外れました。

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外した所。
赤矢印の、鉄のリベットが、青矢印の穴にはまっています。





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ウッドパネルを外した所。

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エアベントはウッドパネルで押さえつけられているだけなので、引っ張れば簡単に外れます。





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汚い作業ズボンの上で恐縮ですが(笑)、新旧比較。
上が従来品、下が後期型のエアベントです。
後期はねじ留めのため、ブラケットが付いているのが分かります。


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上から見た所。
このようにブラケットがあるため、これを削り取ります。




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大まかにニッパーで切り飛ばした後、カッターで切り取りました。
リューターで削ってもよいでしょう。




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ついでに、ウッドパネルのふちを塗ります。
断面にベニヤが丸見えです・・・本来は綺麗に塗られているべき所ですが、酷すぎます。

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塗った所。
焦げ茶の塗料で塗りました。




あとは新しいエアベントをインストールして終了です。

効果は絶大で、大変涼しくなりました。
後は窓にフィルムを貼って断熱効果を高めれば、十分通用する涼しさを得られるでしょう。




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